疲労の詳しいメカニズム。
疲労が起こる要因を正しく学んで、筋肉・眼精・骨折・臭いなど様々な疲労症状が起こる前に、素早く解消させましょう。
疲労はこうして起こる!
運動や仕事で負荷が掛かると、体の細胞は大量の酸素を必要としますが、同時に活性酸素も発生させてしまいます。
そして活性酸素が細胞を傷つける際には、老廃物から誘導される物質「疲労物質FF(以下、FF)」は発生してしまいますが、これが疲労を起こす直接的な原因となるのです。
FFが増加するということは、細胞が傷つき、その働き(パフォーマンス)が低下していることを意味しています。
これが「疲労」と呼ばれる状態です。
疲労の自覚症状は、つまりは細胞の機能低下によって引き起こされていたのです。
一方、メカニズムを知る上で、欠かせない存在が「ヒトヘルペスウイルス」です。
FFが体内で増加すると、それを察知して体の健康をモニタリングしているヒトヘルペスウイルスが活性化します。
宿主である人間の体が不健康なのは、死活問題となってしまいますので、唾液中や皮膚に出てきて脱出を計画します。
これが疲れると出やすい帯状疱疹や口唇ペルペスの原因になるのです。
疲労回復物質FR!
人の体とは不思議なもので、FFの働きを抑制しようとする仕組みも、体には自然に備わっており、これが「疲労回復物質FR(以下、FR)」と呼ばれるものです。
FRは、FFによって傷つけられた細胞を修復する働きがありますので、疲労回復システムの要ともいえる存在なのです。
しかし残念なことに、FRが出現するには、FFの出現が必要なのです。
FFが出現しなければ、FRも出現しません。
FFが殆ど無い状態というのは、また別の問題を生じてしまうのです。
FFが殆ど無い状態に慣れてしまうと、FRには怠け心が芽生えてしまいます。
つまり、FFに対する反応性が低くなってしまい、スムーズに抑制することが出来なくなってしまうのです。
少しの疲れでFFを抱えるということは、FRの日常的なウォーミングアップになります。
知っておきたい疲労に関する新常識!
これまでにも疲労に関する様々な情報は存在しましたが、現在の疲労に関する常識には、驚くようなことがいくつもあります。
こちらでは、勘違いしやすい疲労の新常識を紹介します。
疲れは活性酸素が引き起こす
運動による肉体疲労、仕事などによる精神的、脳疲労や眼精疲労・・・疲労と呼ばれるものの主原因は、活性酸素だったのです。
細胞がエネルギーを作り出す為には大量の酸素使われますが、同時に大量の活性酸素もに発生させてしまいます。
過剰な活性酸素によって、細胞を攻撃(酸化)され、細胞が錆付き傷付く事で機能低下を引き起こして、疲労となるのです。
疲労と疲労感は違う存在
日常生活において、体に実際に起こっている疲労と、疲れたと感じる自覚的な疲労感は一致しない事が多々あります。
通常、FFが増えて疲れると、脳へとシグナルが伝えられ「休め!」という警告を認識します。
しかし、このシグナルは達成感ややりがいなどによって簡単に無視されてしまうのです。
例えば、マラソン選手の「ランナーズハイ」がこの状態で、気分が高揚して一時的に疲労感がとれたように錯覚してしまいます。
このような「疲労感なき疲労」は、ベースとなる疲労自体はまったく解消されておらず、積み重ねていくうちに、最悪の場合、過労死や突然死に繋がる可能性がありますので、注意が必要です。
乳酸は疲労物質ではない
乳酸は疲労物質という言葉は、今でも耳にしますが、これは大きな間違いなのです。
乳酸は疲労を起こす物質ではなく、むしろ疲労を軽減させている物質であることが判明しています。
無酸素運動を行うと血液中に乳酸が増える事は事実ですが、乳酸が増えるから体が疲れる訳ではなく、むしろ乳酸は「細胞の疲弊を保護する」働きがあり、疲労回復のエネルギーとして利用されているものなのです。
"飽きる"は「脳疲労」のサイン
高度に情報化した現代社会においては、脳はいつもフル活動状態で休む暇もありません。
特に一つの事だけに集中していると、脳では同じ部分がずっと使われ続け、その結果、ヤル気がなくなったり、パフォーマンスが低下したりします。
すると脳は、"飽きる"という指令を出して、その部分を休ませるように仕向けてきます。
つまり、飽きるというのは、脳の疲労を知らせる最初のサインなのです。
目の疲れ=脳の疲れ
人を含めた動物には、「遠くを見る=脳は交感神経モード(緊張状態や戦闘状態)」、「近くを見る=脳は副交感神経モード(安心できる状態)」となる自律神経の仕組みが備わっています。
しかし、仕事中はいわば戦闘状態(交感神経モード)であるにも関わらず、目は副交感神経モードの状態であり、脳はパニック状態に陥っているのです。
この矛盾が目の疲労を引き起こしている大きな要因と考えられ、目が疲れるのは、目を酷使することが原因ではなく、自律神経が起こす脳の疲労によるものだったのです。
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